賃貸トラブル解決隊

賃貸住宅の修繕・リフォームは可能ですか?

賃貸住宅に入居して、電気使用契約を交わして電気が使用できる状態になったら、すぐに室内すべての換気扇の動作確認をしましょう。入居前の下見や内覧は、電気やガス、水道といったライフラインが動いていない状況で行われます。ですから、実際に入居してみないと、正常に動作するのかどうかは分からないのです。もちろん、不動産会社も、その点は理解しています。ですから換気扇を実際に動かしてみて、異常があった場合には、すぐに不動産会社へ連絡しましょう。

換気扇が壊れている場合の注意点は、換気扇と排気孔から害虫が侵入してきてしまう可能性があるのだということです。換気扇が壊れているのならば使用しなければ良い、という考え方もできますが、換気扇を使用しなければ、例えばキッチンであればガスや煙の充満の問題になりますし、バスルームや洗面所では湿気問題があります。故障している換気扇は、賃貸物件リフォームに該当しますので、入居者が修理修繕する必要ありません。

もしも新品に交換しなければならないという場合には、管理会社の責任として、賃貸物件リフォームによる換気扇取替工事が行われます。換気扇は、住宅に施工されている排気孔に適切なサイズで取り付けなければなりません。もしも入居者が勝手に新しい換気扇と取り替えてしまい、不具合や損傷、あるいは害虫被害が発生してしまった場合には、入居者の責任になってしまうので注意が必要です。